こんにちは!韓国のインディーズ音楽シーンを紹介するメディア、BUZZYROOTS(Twitter:@RootsBuzzy )です。早いもので2019年も終わろうとしています。今回は、イベンターやDJ、プラットフォーマーなど、韓国の音楽に精通している多種多様な方々に、2019年のベストアーティスト&トラックを教えていただきました!
・韓国インディーズに興味があるけど、
どこから聞いていいかわからない!
・来年こそは韓国インディーズを掘りたい!
K-POPアイドルとはまた違った韓国音楽の世界に興味のある方必見です!
DVWN
「夜明けを目覚めさせる」という意味の「Waking the dawn」が名前の由来になっているというR&Bアーティスト。表記のDVWNは、DAWNのAを逆さにしているのだそうだ。直近だと、今年11月にZICO設立のレーベル「KOZ エンターテインメント」との専属契約が発表されたのが記憶に新しい。同月、ZICOのアルバム「THINKING Part.2」にフィーチャリングで参加している。
● レーベル:KOZ エンターテインメント
● Melon: https://www.melon.com/artist/timeline.htm?artistId=2402482
oceanfromtheblue
2018年にデビューしたR&Bシンガー。独特なフローがサウンドクラウドで人気となり、初EP「Luv-fi」をリリースしデビューした。
● Melon:https://www.melon.com/artist/timeline.htm?artistId=2111101
● Instagram:oceanfromtheblue
DVWN、oceanfromtheblueの2アーティストは、お気に入りでいつも応援しているアーティストです。実力が増してきていて、今よりももっと人気になるポテンシャルのあるアーティストだと思っています。曲を聞いてみると、彼らだけがもつ感覚があります。悲しい歌詞に共感し、思わず感情移入してしまいます。
Selected by Mellowbeat Seeker
▼ Mellowbeat Seekerさんのインタビュー記事はこちら
韓国のアンダーグラウンドを発信し続ける音楽Youtuber「Mellowbeat Seeker」の素顔 #1 INTERVIEW
DYDSU
● Instagram:https://www.instagram.com/dydsu/
韓国の古い音源で構成されるバキバキのミックステープ。これぞ人間の鳴らす音楽だと思った。レコード愛の詰まったジャケットも最高。
Selected by 清水博之(雨乃日珈琲店)
ソウルの弘大で喫茶店「雨乃日珈琲店」を営む清水さん。音楽好きの集まる素敵な喫茶店です。ソウルに行く際にはぜひぜひお立ち寄りください!
▼「雨乃日珈琲店」ブログはこちら
雨乃日珈琲店 日本語ブログ
KIM SAWOL
韓国と日本の狭間で、最近私は韓国で民主化運動が行われていた頃の韓国のフォークソングをよく聞いている。時代が混沌とすればするほど音楽に魂が宿ると私は思っている。そして今、すっと心に落ちてくるアーティストがいる。韓国大衆音楽賞を受賞するなど、その活躍が広く知られているシンガーソングライターKim Sawolだ。歌詞を伝えることに重きを置き、自身の心情を歌いながら、その背景にある社会や人々の姿をも写し出す力に引き込まれる。「なんだかおかしい」そんな時代の中で、音楽があることの意味を感じさせてくれる。
毎回こう来るか!とサウンドの特徴を定義付けさせることを許さないような変化球の名手でもある。今年リリースした「Bloody Wolf」に一票。
Selected by 内田嘉(株式会社耳/KJ MUSIC代表)
▼ ラジオ制作、テレビ番組の演出、脚本、そして10cm(シプセンチ)の日本の所属事務所を始めるなど、マルチに活躍されている内田さん。韓国音楽の窓口人、内田さんの関連サイトもぜひご覧ください!
株式会社 耳:https://www.mimi-happy.com/about-mimi
SURL
SURLは98年生まれの4人からなるロックバンドです。韓国でも昨年デビューしたばかりですが、2019年はドイツ・日本と海外でのライブも経験し今後更なる飛躍が期待されます。「Cilla」は4月にシングルとしてリリースされた楽曲で、それまでも彼らのMVを手がけてきたLaficというクリエーターがMVとアートワークを手がけています。自分がSURLを知ったのも同じくLaficが手がけた「Like Feathers」のMVなのですが、それらの映像でも描かれているように様々な街のユースカルチャーに寄り添い、サウンドトラックになり得るような普遍的な魅力が彼らの楽曲にはあると思います。特にこの楽曲のサウンドからは壮大な景色が想起させられますし、MVの再生回数が伸びるペースも早く、SURLをひとつ外側まで拡げた楽曲ではないかと思います。
Selected by 酒井慎司(mights)
▼ SURLの記念すべき初来日公演を主催したmightsのイベントページはこちら。公演を実現させるまでの酒井さんの想いや秘話なども詰まった素敵なサイトになっているので、ぜひご一読ください!
OOHYO
一瞬聞いただけでわかる、センス抜群の音選びとバランス感覚。そして抜群の質感の声にドハマリです。短い曲ですが凝縮されていて好きです。
Selected by タカハシコーキ (月見ル君想フ店長/BIG ROMANTIC JAZZ FESTIVAL主催)
▼ タカハシコーキさんが店長を務める青山のライブハウス「月見ル君想フ」では、アジアのアーティストを招いて数多くのイベントが開催されています!2020年2月22日開催のBIG ROMANTIC JAZZ FESTIVALでは、韓国のバンド「MKS」の出演が決定しています。アジアの音楽が気になる方、要チェックです!
▼ 月見ル君想フのTwitterはこちら:@moonromantic
Xin Seha
韓国・ソウルで活動を行なっているプロデューサー/アーティストのXin Seha、4年振りのフルアルバム「1000」。韓国の歌手/女優 オム・ジョンファや、京都出身のSSW/プロデューサー NTsKiの参加で日本国内でも話題になりました。
80-90年代のヒップホップミュージックへのオマージュとして制作された、前作「24Town」の要素を残しつつ、東洋的なムード漂うエキゾチカなサウンド、アンビエントのような心地よさで、世界観・サウンドクオリティ共にブラッシュアップされた今作、間違いなく2019年マイベストアーティスト/アルバムです!
Selected by 内畑美里(めちゃくちゃナイト主催)
▼ 美里さんのTwitterアカウント:@mihalik_mar
Peggy Gou
Nina KravizもLaurel Haloもそうだけど、才能ある女性たちは自分の声を音楽に積極的に取り入れますよね…これ、なんていう名の現象なんだろう?男性は忌避しがちだけれど。ということを今年よく考えていたのは、Peggy Gouのレコードをたくさん聴いていたことにも因るでしょう。
彼女のポップさはこれまでのアイコンとは割と違うだけに、アンナ・カリーナのような可憐な生き様とモードな質感のクールさ、その文脈をどちらも拾い上げつつミックスして進んでいくけれど、それってまさに彼女のDJプレイそのものだね、とか考えつつ、そんな彼女の音楽がいつまで4つ打ちで脈打つのか(どこかで途切れるのか)、その行く末をとても楽しみにしています。
Selected by 平野 望 / dysfreesia(Babera Records)
▼ Babera RecordsのTwitter:@babera_records
▼ 平野さんのTwitter:@dysfreesia
Champions
歌詞:http://kuchu-camp.net/xe/63359
권나무(KwonTree)
歌詞:http://kuchu-camp.net/xe/81418
"내 마음의 리듬을 믿고(この胸のリズムを信じて),"
- ♪ Fishmans 「walking in the rhythm」
"우리는 걷는다 단지 그뿐(ぼくらは步く ただそんだけ)"
- ♪ Fishmans 「walking in the rhythm」
"우리는 있었고, 있으며, 있을 것이다! (We were, We are, We shall be!)"
Selected by go-mama(空中キャンプ)
▼ 空中キャンプさんの関連記事はこちら
10/29 韓国の空中キャンプと月見ル君想フの共催イベント開催 ❘ グォンナム来日
VINXEN
六本木、渋谷を拠点として、韓国系の音楽イベントを中心に活動中のDJ・MOATさんセレクト。都内で韓国のHIPHOPを全身で浴びたい方は、ぜひ下記インスタアカウントから、イベント情報をチェックしてみてくださいね!
▼ MOATさんのInstagramアカウントはこちら:moat_dys
PIETA
私がおすすめする今年のアーティストはバンド・ピエタです。今年発売された初の正規アルバム「密航」を通じて、暗闇の中を黙々と歩いていく彼らだけの航海が始まりました。ゆっくりと着実に成長していく様子をずっと見守って行きたいおと思います!
Selected by Slowdanceworks(BuzzyRoots ロゴデザイン)
以上、おすすめ韓国インディーズ・ベスト12をご紹介いたしました。
ご協力いただいたきましたみなさまには、この場を借りて御礼申し上げます。来年も引き続き、BUZZYROOTSをよろしくお願いいたします!