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Yoon Min、日本ファンコンで受け取った「愛」。そして「i」日本語版で伝えたかったこと|INTERVIEW #69

SBS『LOUD』、Mnet『超大型カラオケサバイバル〈VS〉』『BOYS II PLANET(ボイプラ2)』——。 数々のオーディション番組でその圧倒的なボーカルと存在感を放ち、多くのファンを魅了してきたYoon Min(ユンミン)。

かつて練習生として研鑽を積んだ彼は今、その経験を糧に、ひとりのアーティストとして独自の道を歩み始めている2024年からジョインしたレーベル〈howtouse〉での活動を通して放たれる楽曲は、自らの言葉で等身大のストーリーを描く表現者としての感性に満ちている。

11月9日に待望の来日ファンコンサートを成功させ、自身の楽曲「i」の日本語バージョンをリリースしたばかりの彼にメールインタビューを敢行。 音楽に対して「正直」であろうとするYoon Minの現在地について訊いた。

Interview & Text:AKARI(BUZZY ROOTS)

「愛されている」と実感した幸せなステージ

—— 日本でのファンコン、お疲れ様でした! 日本のファンの方々のリアクションや、ライブを通して感じた特別なエネルギーがあれば、ぜひ教えてください。

今回日本でファンコンサートを行いながら、僕の話や伝えようとするエネルギー、メッセージを一つひとつしっかり心に留めて聞いてくださっていると感じました。可愛がってもらっている感じと言えますかね?(笑)ファンの皆さんに愛されていると実感できて、ステージの間ずっと幸せでした。

 

—— 日本滞在中、特に印象に残った出来事はありますか?

公演が終わったあと、ファンの皆さんからいただいたプレゼントが本当にたくさんありました。大きな箱を3箱以上いっぱいにして韓国へ持ち帰ったことがすごく印象に残っています。こんな経験は初めてだったし、それだけ僕のことを待っていてくれて、愛してくれていたんだなと感じて、心が温かくなりました😭😭

—— 来日公演では、日本のファンの方々と何を共有したいと考えていましたか? また、公演後に日本のファンに改めて伝えたいメッセージはありますか?

今回、初めて一人で日本でファンコンサートを開くことになったので、日本のファンの皆さんに「Yoon Min」というアーティストがどういう人間なのか、そして僕が持っているエネルギーをステージでより生き生きと感じていただけるようにお見せしたかったです。これからは日本にもっと頻繁に来て、ファンの皆さんに会いに来たいです!(早く日本語の勉強を始めなきゃですね😉)

 

「内向型人間の告白」を日本語で。「i」日本語版 制作意図

—— 今回、楽曲「i」を日本語版としてリリースした経緯や、この曲を日本のファンに日本語で届けたいと考えた理由を教えてください。

「i」という曲を作り始めた当初、この曲は「愛していると言いたいけれど簡単には言えない、内向型人間の告白」というテーマでスタートしました。韓国語で「サランヘ(愛してる)」とは言えず、なんとなく日本語の「あいしてる」から「あい」を取って「あいあいあい…してるって(あいあいあい… 한다니까)」と言う部分が歌詞にあって。そこから、この曲を日本語バージョンで作ったらよく合うんじゃないか?というアイデアが生まれて、「i (JP ver.)」を作ることになりました。

—— 韓国語の歌詞を日本語に翻訳し歌唱する際、オリジナルの持つ雰囲気や感情、そして歌のグルーヴを伝えるために、特に意識した言葉の選び方や歌い方の工夫があれば、ぜひ教えていただきたいです。

「i (JP ver.)」を歌うときに個人的に一番意識したのは、「韓国語バージョンにとらわれず、新しい曲をレコーディングするつもりで歌ってみよう!」ということでした。僕は、韓国語で歌ったときより日本語バージョンで歌う方が、この曲が少し柔らかく伝わると感じたんです。なので、原曲よりも少し控えめだけど優しく、告白しようかしまいか悩みながら話しかけようとする少年を想像しながらレコーディングしてみました。

—— 日本語版「i」を聴くリスナーには、どのような感情やメッセージを受け取ってほしいと考えていますか?

僕の臆病だけど繊細な愛の告白が、初々しい学生時代の思い出みたいに、季節を問わずリスナーの皆さんの心の奥深くに残っていてくれたら嬉しいです <3

  

恐れずに表現し、もっと正直に。GIRIBOYから受けた影響と、日本での新たな野望

—— SBS『LOUD』やMnet『BOYS II PLANET』といった番組を通じて、Yoon Minさんは多くのファンを獲得されてきたと思います。そうした経験を経て、現在レーベル〈howtouse〉(※)でソロアーティストとして活動する中で、表現者として最も大切にしている信念はどのような点でしょうか?

アーティストとアイドルの境界にいる僕の位置が、人によっては曖昧に見えるかもしれませんが、逆に言えばその分もっといろんなことができるとも思っています。Yoon Minというアーティストとして、そして僕が作る音楽やステージをお見せする上では、恐れずに表現し、自分から歩み寄っていくことに集中して活動しています。

※howtouse:2024年にGIRIBOYとDNOPFが設立したレーベル。現在はYoon Minのほか、YEOHO、Giwon、aiaiが所属。

—— ロールモデルとしてGIRIBOYさんを挙げていらっしゃいますが、彼から受けた影響の中で、特にご自身の音楽性に反映されていると感じる部分があれば教えてください。

歌詞においても音楽においても、どうすればもっと「正直でいられるか」を学んだ気がします。GIRIBOY兄さんの楽曲「Divorce Papers(이혼서류)」のように、自分ではない誰かの物語を歌にするときでもよりディテールまで作り込んで、誰よりも率直に響くように作ること。あるいは「Why are we so tired(우린 왜 힘들까)」のように、音楽そのものが意識の流れに寄り添って一緒に流れていくような感覚を生み出すこと。そうした「正直な作り方」に大きな影響を受けてきました。

—— 今後のアーティスト活動において、日本で挑戦してみたいことや、音楽を通じて表現したい新たなテーマがあれば教えてください。

来年は韓国で公演するのと同じくらい、日本にももっと頻繁に行きたいですし、もしチャンスがあれば日本のアーティストの方と一緒に曲も作ってみたいです。最近『チェンソーマン』のOSTを練習しているときに、米津玄師という神に出会ってしまって。いつか遠い未来でもいいので、米津玄師さんと一緒に歌を作ってみたいという夢もあります…❤️‍🔥 今回『hangertape』というEPを出したのですが、近いうちに日本のファンの皆さんにもステージで新曲をお聴かせしたいです!僕たち、早くまた会いましょう☺️☺️

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AKARI

AKARI

エディター|ライター

1994年生まれの自称、韓国音楽PR大使。インディペンデントな韓国のミュージシャンや業界人を中心にインタビューやコラムを執筆。「韓国の音楽をジャンルレスに届ける」をモットーに、韓国インディ音楽に特化したWEBマガジン「BUZZY ROOTS」の運営や、音楽・カルチャーメディアへの寄稿、広報、DJイベントへの出演、アーティストのアテンドなど、できることなら何でも形を問わず行なっています。プライベートでは、韓国人の夫と結婚し、二人の子どもを出産。子育てをしながら東京とソウルを行き来しています。

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