【Vol.242】K-INDIEチャートTOP30 （2023/3/11-2023/3/25）｜SSW・エルドンの名盤が1位｜カンホダルリム、PIETA、GonyBandの新譜に注目

韓国インディアーティストに特化した音楽チャート「K-INDIE チャート」の2023年3月11日〜3月25日分をご紹介。

NEWCOMER OF THE WEEK

1位｜eldon（エルドン）『Do monsters love too?』[LP]

2位｜Kang Huh Dalrim（カンホダルリム）『LOVE』

3位｜Car, the garden（カーザガーデン）『Absence』[再発売]

8位｜Oksu Sajinkwan（オクスサジングァン）『Candid』[LP]

11位｜Oksu Sajinkwan（オクスサジングァン）『Dreamography』[LP]

17位｜PIETA（ピエタ）『Compassióne』

29位｜GonyBand（ゴニバンド）『WAVE』

SUMMARY

今週のチャートは、多くの初チャートイン/リエントリー作品で占められ、前回チャートから顔ぶれが大きく変化した。

1位は、シンガーソングライター eldon（エルドン）のEP『Do monsters love too?』LP版。得意の英詞で、甘いメロディーに乗せて「現実的な愛」を歌った。1曲目の「Law」と2曲目の「Monster」が連続する物語として描かれたストーリー性の高いMVも要チェック。モンスターと化していく主人公が最終的にどうなってしまうのか...最後まで目が離せない！

2位は、ブルースの女王 Kang Huh Dalrim（カンホダルリム）の3rd フルアルバム『LOVE』。フルアルバムをリリースするのは、なんと11年3ヶ月ぶり。その間に重なった結婚、出産、移住という自身のライフイベントの話を、作品にふんだんに盛り込んだという。「愛」の詰まった超大作をぜひ堪能してみてほしい。

8位、11位には、Oksu Sajinkwan（オクスサジングァン）のLPがランクイン。2ndフルアルバム『Candid』、3rd フルアルバム『Dreamography』がLP発売を機に表に帰ってきた。Oksu Sajinkwanは、ドラマ、映画音楽、歌謡を専門とする3人が結成したプロジェクトグループで、Netflixで配信され日本でも話題となったドラマ「二十五、二十一」をはじめ、これまで数々のドラマOSTを手掛けている。

17位は、4人組ロックバンド、PIETA（ピエタ）の2ndフルアルバム『Compassióne』。2016年のデビュー以降、重く低く暗く、人間本来の姿について歌い続けてきた彼らが、「同情」についてのストーリーを展開した。

そして29位は、4人組バンド GonyBand（ゴニバンド）の初フルアルバム『WAVE』。GonyBandは、2018年に女性ボーカル、ゴニ（チャン・ヘソン）を中心に結成された全羅北道（韓国南西部）を代表するグループ。中毒性のあるカッティングギターが際立つレトロなメインタイトル曲「We love even when it hurts」は、きっと日本人の感性にも合うはず。

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