以前当サイトで紹介した、オンライン音楽ブランド・KozyPop。彼らが選曲するプレイリストは人々のライフスタイルに馴染む心地の良い音楽と、まだ見ぬ新進気鋭のアーティストたちに出会える機会となっている。耳の早い海外のリスナーを中心にさらに注目を集めており、SNSでは様々な言語で紹介されているのを目にする。
そんなKozyPopが新たなサービスとしてウェブマガジンをスタートした。YouTubeやSpotifyのアルバムやプレイリストと共に、より詳しくその魅力を伝える記事もぜひチェックしてほしい。
BUZZY ROOTSでは日本のKozyPopファンに向け、ウェブサイトに掲載されている記事の翻訳版を順次アップロードしていく。
第六弾となる今回は、KozyPopプロデュースのもと、豪華アーティストのコラボが実現、昨年末にリリースされた「Darling」について紹介する。
原文 [원문]:영화 같은 크리스마스를 꿈꾸며 : 브아솔 영준, SAAY, dress – 달링 (Darling)
体も心もカチカチに凍りつく冬、with KozyPopプロジェクトがクリスマスを前に再び独特なコラボレーションを公開した。「Darling」はBrown Eyed SoulのYOUNG JUN、SAAY、そしてプロデューサー・dressの合作で、数多くの年末ソングが次々とリリースされている現在、最も独特なオーラを誇るシングルだ。
何よりもBrown Eyed SoulのYOUNG JUNの参加に嬉しさを隠せない。グループ活動でのEP『It' Soul Right』以降、 なんと1年ぶりのカムバックだからだ。 さらにSAAYとdressという意外な組み合わせが加わり「Darling」をより豊かにしてくれる。 Universal Music Groupのアーティスト・SAAYは、最近リリースしたEP「FEELosophy」を通じて印象的な音楽とストーリーを披露し、「Darling」では美しいトーンで洗練さをもたらした。 プロデューサーのdressもまたヒット曲メーカーとしてよく知られている。 彼はHEIZEやBaekhyunなどトップクラスのアーティストとの交流はもちろん、最近ではKid Milli、Okasianと「Bankroll」を発表するなど、ジャンルとシーンをまたいで活動している。

「Darling」は街中を歩きながら愛を語る恋人同士の関係を表現した曲だ。12月にふさわしく暖かな季節感はもちろんのこと、ドラマチックな雰囲気が加わり曲の没入感を高めた。dressのアイデンティティを強く感じられるクラシックな質感のドラム、そして映画のサウンドトラックを連想させるサウンドもまた、他の年末ソングとは違った魅力だ。単純なテーマであるにもかかわらず、「Darling」は異国的なトーンを強調しながら親しみと新鮮さの境界を絶妙に行き来する。
重厚な中低音のYOUNG JUNと、“ファムファタル”SAAYの組み合わせもまた、曲のポイントと言える。 愛に浮き立つ気持ちと心地よさを同時に歌うという点で、この組み合わせは適切な所をよく見つけている。 R&Bの過去と現在、また国内と海外スタイルの調和を見せているという点で考えてみても興味深い。 YOUNG JUNはバラードにも近しい淡泊で韓国的なムードを、SAAYはR&Bのオリジナルを行く色彩を覗かせているからだ。サウンド以外でも「Darling」がユニークでありインパクトがある理由がここにある。
曲のキーワードである「映画」「クリスマス」「年末」を全く感じられない現在の状況が残念だ。それほど大切な友達、恋人同士の温もり、そして平穏だった日常が再び戻ることを夢見て、「Darling」をもう一度味わってみる。
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