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K-INDIEチャート Vol.311|「楽園」をテーマにしたBand NahのEPがトップ|KIK、Electron Sheepら注目作を紹介(2026/1/26-2/10)

韓国インディ音楽シーンの「今」がわかるチャート「K-INDIE チャート」。Vol.311(2026年1月26日〜2月10日分)をご紹介。バンド・Band Nah、KIK、Electron Sheep(電気羊)のEPなど、注目作がランクイン。

         

Editor’s Picks

3位|Band Nah『Paradise』

ナ・サンヒョン率いる3ピースバンド・Band Nah(ナサンヒョンシバンド/나상현씨밴드)が、1月8日にニューEP『Paradise(낙원)』をリリースした。全6曲は、漠然と夢見てきた「楽園」を求める旅の物語として設計されている。アコギを軸にフォークとポップの要素を盛り込んだアレンジは穏やかでありながら、一筋縄ではいかない。歌われる感情は不安や喪失、諦め。しかし、サウンドは爽やかで明るい。その落差こそが彼らの語り口である。楽園には結局たどり着けない。それでも、同じ悲しみを抱えた者たちが声を重ねたその瞬間、楽園は現れる。

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6位|KIK『LOW KIK』

KIKは、アイドルグループ・PENTAGONのチョン・ウソク、インディバンド・Lacunaのギタリスト チョン・ミンヒョク、同じくインディバンド・SURLのドラマー オ・ミョンソクによる3人組バンドだ。2025年6月にEP『KIK』でデビューし、本作は2枚目のEPとなる。前作が異なる文脈にいた3人の巧みな歩み寄りによって整った印象だったとすれば、今回はより柔軟で大胆、バンドとしての輪郭も一層鮮明になったように感じる。タイのバンド・Deptとコラボレーションした3曲目の「piece of peace」は、アルバム全体のサウンドに深みをもたらしている。KIKは、今月3月にアジアツアーの一環として、東京・大阪で初来日公演を予定。来日直前インタビューもぜひチェックを。

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13位|Electron Sheep(電気羊)『Play & Work』

韓国インディ・バンド、Electron Sheep(電気羊/전자양)の『Play & Work(原題:합주와 생활/直訳:合奏と生活)』は、10年間バンドを続けてきた4人の日常の記録だ。初期はイ・ジョンボムのソロ名義(Dencihinji)として活動したのち、2015年にバンドという形で再始動。本作はその本格的なバンド音楽への挑戦の末に生まれた作品であり、メンバー全員の体力、時間、感情が削り取られるようにして完成した。「合奏とは感情の出会いであり、生活とはその中で生まれる縁である。」そう語るアルバムには、青春の眩しさではなく、音楽を続ける者たちにしか出せない深みと温かさがある。J-POPを聴いているかのような構成、柔らかい独特のボーカルが気になり過去のインタビューを読んでみたところ、フィッシュマンズからの影響がありそうだ。

📝 Electron Sheep の関連記事

  

Newcomer List

  • Band Nah『Paradise』★
  • Elaine Kim『1st [LP]』 
  • KIK『LOW KIK』★
  • Jeong Hyo Bean『Marigold』 
  • Electron Sheep『Play & Work』★
  • SORAN『Dream [LP]』

 

©︎Bside / Cover design by NOVVAVE RECORD

韓国最大手のインディ・ディストリビューター<Mirrorball Music>が提供している、インディアーティストに特化した音楽チャート。Yes24、MIHWADANG、HYANG MUSICなど、韓国大手オンライン販売サイトやレコードショップでのアルバム販売数を基準に算出している。韓国の実力派アーティストを紹介するレーベル<Bside>が<Mirrorball Music>と公式ライセンスを結び、BUZZYROOTSとコラボで最新のチャートを随時公開していく。

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AKARI

AKARI

エディター|ライター

1994年生まれの自称、韓国音楽PR大使。インディペンデントな韓国のミュージシャンや業界人を中心にインタビューやコラムを執筆。「韓国の音楽をジャンルレスに届ける」をモットーに、韓国インディ音楽に特化したWEBマガジン「BUZZY ROOTS」の運営や、音楽・カルチャーメディアへの寄稿、広報、DJイベントへの出演、アーティストのアテンドなど、できることなら何でも形を問わず行なっています。プライベートでは、韓国人の夫と結婚し、二人の子どもを出産。子育てをしながら東京とソウルを行き来しています。

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