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K-INDIEチャート Vol.310|韓国大衆音楽賞 2年連続ノミネート、SSW チュ・へリンの過去作を再解釈したアルバムがトップ onthedal、nardisら癒しの名盤に注目

韓国インディ音楽シーンの「今」がわかるチャート「K-INDIE チャート」。Vol.310(2026年1月11日〜1月25日分)をご紹介。SSW チュ・へリンの初LP、onthedalの1stフルアルバム、フォークデュオ・nardisの2ndフルアルバムなど、注目作がランクイン。

         

Editor’s Picks

1位|Hyelyn Joo(チュ・ヘリン)『Re-Make』[LP] 

2021年にシングル「Kids」でデビューした新鋭シンガーソングライター、チュ・へリン(Hyelyn Joo/주혜린)の初LPがトップに輝いた。本作は、これまでにリリースしてきた楽曲を新たに編曲したライブ感あふれるリメイク・アルバム。LP限定トラックとして「Voice Mail」と2曲のインストゥルメンタル・バージョンが追加されている。アルバム全体のプロデューサーを務めているのは、Zion.TのEP『POSER』や、チェヨン(TWICE)の初ソロアルバム『LIL FANTASY vol.1』収録曲の「Sound Supervisor」、GIRIBOY・HeizeのコラボEP『Never Meant to Be』など数々の話題作を手掛けてきたパク・ジュンウ。彼をはじめ、継続的に制作をともにしてきた仲間たちとのコラボレーションを通して、原曲とは異なる世界観を編み出した。チュ・へリンは、2025年の韓国大衆音楽賞で「最優秀R&B&ソウルソング」「今年の新人」の2部門、2026年には「最優秀R&B・ソウルソング」「最優秀ポップアルバム」の2部門にノミネートされており、韓国音楽シーンで注目を集めるアーティストの一人だ。

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18位|onthedal(オンザダル)『Hm( )mm』

「月の上で」というネーミングがぴったりの、ドリーミーなサウンドと淡白な歌声から醸し出される独特の世界観が魅力のSSW・onthedal(オンザダル)が11月にリリースした1stフルアルバム。タイトルは、韓国語で「欠点」や「傷」を表す言葉「흠(フム)」と、ため息の音をかけたもの。私たちを傷つける人や出来事は数えきれないほどあるけれど、私を愛し、満たしてくれる人のほうがずっと多く存在しているということを忘れないでほしい——。そんな等身大で心温まるメッセージが込められた、癒しの10曲。

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28位|nardis(ナルディス)『circle』

シンガーソングライターの登竜門『第34回 ユ・ジェハ音楽競演大会』(2023年)で大賞を受賞した、ユン・ジインとキム・スビンによる女性フォークデュオ・nardis(ナルディス/나르디스)。1stフルアルバム『nardis timeline』(2024)から約1年を経て、2ndフルアルバム『circle』で帰ってきた。自己の内側を見つめていた前作から一歩外へ踏み出し、他者や世界との「循環」へと視界を広げた。冒頭の印象的なナレーションに続き、ボーカルの生の息遣い、ピアノやギターから、チェロ、フルート、サックスまで、多彩な楽器のアンサンブルによって生み出された流れるような独創的なサウンドが、リスナーを静かに循環の一部へと招き入れる。聴き終えたあとには、自分の一日が少し違って見えてくるような鮮やかな余韻が残る、そんな作品だ。

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Newcomer List

  • Hyelyn Joo 『Re-Make』[LP] ★
  • onthedal『Hm( )mm』★
  • nardis『circle』★

 

©︎Bside / Cover design by NOVVAVE RECORD

韓国最大手のインディ・ディストリビューター<Mirrorball Music>が提供している、インディアーティストに特化した音楽チャート。Yes24、MIHWADANG、HYANG MUSICなど、韓国大手オンライン販売サイトやレコードショップでのアルバム販売数を基準に算出している。韓国の実力派アーティストを紹介するレーベル<Bside>が<Mirrorball Music>と公式ライセンスを結び、BUZZYROOTSとコラボで最新のチャートを随時公開していく。

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AKARI

AKARI

エディター|ライター

1994年生まれの自称、韓国音楽PR大使。インディペンデントな韓国のミュージシャンや業界人を中心にインタビューやコラムを執筆。「韓国の音楽をジャンルレスに届ける」をモットーに、韓国インディ音楽に特化したWEBマガジン「BUZZY ROOTS」の運営や、音楽・カルチャーメディアへの寄稿、広報、DJイベントへの出演、アーティストのアテンドなど、できることなら何でも形を問わず行なっています。プライベートでは、韓国人の夫と結婚し、二人の子どもを出産。子育てをしながら東京とソウルを行き来しています。

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