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K-INDIE CHART

【Vol.305】K-INDIEチャートTOP30 (2025/10/26-11/10)|10CMのデビュー作がトップ|SSW・JUNGWOOの秀逸な感性に注目

韓国インディアーティストに特化した音楽チャート「K-INDIE チャート」の2025年10月26日〜11月10日分をご紹介。

         

NEWCOMER OF THE WEEK

1位|10CM『10cm The First EP』[LP]【Folk】

 

2位|JUNGWOO『The Embers』【Rock】

 

3位|JAURIM『LIFE!』【Rock】

 

5位|Kim Yuna『Tales of Sensuality』[LP]【Rock】

 

6位|Sunwoojunga『chan rahn』[LP]【R&B】

 

9位|O3ohn, Car, the garden『TWO』[LP]【Electronic】

 

11位|Damdamgugu『Nun.Nun』[LP]【Rock】

 

19位|Synsnake『Nodes』【Rock】

 

24位|Salposy『Salpoetry』【Folk】

 

25位|POLYAMORY『MIND』[LP]【Rock】

 

SUMMARY

今回の首位は、2010年にリリースされた10CMのデビュー作『10cm The First EP』。当時の韓国インディシーンに衝撃を与えたアコースティックな生の音が、LPとして再登場した。既存の収録曲5曲に加えて、ブレイクのきっかけとなった代表曲「アメリカーノ」の2025 Ver. が追加収録されている。

ニューカマーからの注目は、シンガーソングライター・JUNGWOO(ジョンウ)のEP『The Embers(철의 삶)』を紹介したい。「自分は無用な存在だ」と絶望した泥酔の夜、どこからか聞こえた金属音を「自分が鉄として叩かれている音だ、強くしなやかに生きられるように——」と捉え直したという制作背景が秀逸だ。絶望、そしてそこから立ち上がる姿を「鉄」というメタファーで昇華させた本作は、リスナーを軽やかに勇気づけてくれる。

続いて3位には、結成29年目を迎えたバンド・JAURIM(紫雨林)の12thフルアルバム『LIFE!』がランクイン。ボーカルのキム・ユナが健康上の問題と向き合い、「いつ音楽ができなくなるかわからない」という覚悟で作り上げた、凄まじい密度の作品である。シェイクスピアの『マクベス』を引用し、覆水盆に返らぬ絶望の前で「だからこそ正当に怒り、生きろ」と説く。長年シーンを牽引してきた彼らだからこそ鳴らせる、重厚な生の賛歌に耳を傾けてみてはいかがだろうか。

その他、O3ohnとCar, the gardenのコラボ作『TWO』をはじめ、メタルコアバンド・Synsnakeの2ndフルアルバム、シンガーソングライター・Damdamguguによるノイズの効いた1stフルアルバムなど、個性的な作品が新たにチャートインを果たしている。

©︎Bside / Cover design by NOVVAVE RECORD

      

韓国最大手のインディ・ディストリビューター<Mirrorball Music>が提供している、インディアーティストに特化した音楽チャート。Yes24、MIHWADANG、HYANG MUSICなど、韓国大手オンライン販売サイトやレコードショップでのアルバム販売数を基準に算出している。韓国の実力派アーティストを紹介するレーベル<Bside>が<Mirrorball Music>と公式ライセンスを結び、BUZZYROOTSとコラボで最新のチャートを随時公開していく。

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AKARI

AKARI

エディター|ライター

1994年生まれの自称、韓国音楽PR大使。インディペンデントな韓国のミュージシャンや業界人を中心にインタビューやコラムを執筆。「韓国の音楽をジャンルレスに届ける」をモットーに、韓国インディ音楽に特化したWEBマガジン「BUZZY ROOTS」の運営や、音楽・カルチャーメディアへの寄稿、広報、DJイベントへの出演、アーティストのアテンドなど、できることなら何でも形を問わず行なっています。プライベートでは、韓国人の夫と結婚し、二人の子どもを出産。子育てをしながら東京とソウルを行き来しています。

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