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K-INDIE CHART

【Vol.297】K-INDIEチャートTOP30 (2025/6/26-7/10)|バンド・Redoorが語る “感情の病棟” が首位に Bye Bye Badmanが7年ぶりの帰還

韓国インディアーティストに特化した音楽チャート「K-INDIE チャート」の2025年6月26日〜7月10日分をご紹介。

         

NEWCOMER OF THE WEEK

1位|Redoor『Hospital』【ロック】

 

3位|Bye Bye Badman『Bad Timing』【ロック】

 

5位|DPNS『Spectra : RGB』【ロック】

 

12位|HarryBigButton『King’s Life』【ロック】

 

21位|About Paul『8 days and 7 Nights』[LP]【ロック】

 

SUMMARY

今週のK-INDIEチャートでは、新作リリースラッシュの中でふたつの「物語」が存在感を放った。

首位に立ったのは、バンド・Redoor(リドア)の3rd EP『Hospital』(2025年6月11日リリース)。 “感情の病棟”をテーマに、別れ、後悔、中毒的な欲望、夢の中の悪夢、遅れてやってきた許しといった痛みの感情を1曲ずつ丁寧に描いた作品だ。

イントロを含む全5曲構成で、タイトル曲「Syringe(欲望注射器)」ではリズミカルなドラムとシンセに、ボーカル、イ・ドゥンデの繊細で芯のある歌声が交錯。フェスシーズンに映える清涼感のあるメロディが特徴で、リスナーに回復の物語を届けている。未発表曲として人気を博していた「Shadow of You(私たちの痛い物語)」も再構築され収録されており、ファンにとっては待望の一作となった。

3位には、Bye Bye Badman(バイ・バイ・バッドマン)が、2015年の2ndフルアルバム『AUTHENTIC』以来となる10年ぶりのフルアルバム『Bad Timing』でチャートイン。メンバーそれぞれが個人活動を経て、約7年ぶりに再び集結。

最新のインタビューで彼らはこう語る。「私の選択や試みが失敗したからではなく、私とは関係のないことが、よりによってそのタイミングで起こった結果に近いです。そういったタイミングが積み重なって、今の私たちができあがったわけです」「『Bad Timing』だと思っていた足跡が残り、今をつくっていくのだと思いました。不運のように見えたものたちが集まって、結局は成長の礎になるのではないかと思います」と。本作には「失敗の記録」ではなく、時間を経てたどり着いた「再会の確信」が込められている。自分たちのタイミングを信じ、再び音楽と向き合った彼らの誠実さが胸を打つ。

そのほか、JANNABIの『Sound of Music pt.1』が上位を堅持し、前回紹介したBroccoli, you too?『Graduation(カセット版)』も引き続き上位にランクイン。UmYullやHYUKOHの再発盤を含む過去作も根強い人気を誇る一方、RedoorやBye Bye Badman、DPNSやHarryBigButtonなど、新旧の個性派アーティストたちが並び立つ、粒ぞろいのチャートとなった。

©︎Bside / Cover design by NOVVAVE RECORD

      

韓国最大手のインディ・ディストリビューター<Mirrorball Music>が提供している、インディアーティストに特化した音楽チャート。Yes24、MIHWADANG、HYANG MUSICなど、韓国大手オンライン販売サイトやレコードショップでのアルバム販売数を基準に算出している。韓国の実力派アーティストを紹介するレーベル<Bside>が<Mirrorball Music>と公式ライセンスを結び、BUZZYROOTSとコラボで最新のチャートを随時公開していく。

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AKARI

AKARI

エディター|ライター

1994年生まれの自称、韓国音楽PR大使。インディペンデントな韓国のミュージシャンや業界人を中心にインタビューやコラムを執筆。「韓国の音楽をジャンルレスに届ける」をモットーに、韓国インディ音楽に特化したWEBマガジン「BUZZY ROOTS」の運営や、音楽・カルチャーメディアへの寄稿、広報、DJイベントへの出演、アーティストのアテンドなど、できることなら何でも形を問わず行なっています。プライベートでは、韓国人の夫と結婚し、二人の子どもを出産。子育てをしながら東京とソウルを行き来しています。

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