【Vol.243】K-INDIEチャートTOP30 （2023/3/26-2023/4/10）｜ハスキーボイスが魅力の女性SSW・Izykite 新譜が首位　韓国地方都市を代表するバンドに注目

韓国インディアーティストに特化した音楽チャート「K-INDIE チャート」の2023年3月26日〜4月10日分をご紹介。

NEWCOMER OF THE WEEK

1位｜Izykite（イジカイト）『I ZIP』

4位｜GREENVILLA『GREENVILLA EP』[LP]

12位｜Risso（リソ）『pat pat』[LP]

24位｜Hookuo、Jue（フクオ、ジュエ）『Smile Anthem』

25位｜eurasia（ユーラシア）『Ø』[LP]

29位｜Seaweed Mustache（ミヨクスヨム）『Bombora』[LP]

SUMMARY

1位は、ハスキーボイスが魅力のシンガーソングライター、Izykite（イジカイト）が4月6日にリリースした初ミニアルバム『I ZIP』。タイトル名は、彼女の感情を詰め込んだ圧縮ファイル（ZIPファイル）を表している。タイトル曲「Diver」は、1980年代のニューウェーブを感じさせるシンセポップ、ポップロック。Izykiteが自ら作詞し、「How do you feel today?」と自分自身に問いかけ、その答えを探すプロセスを表現している。その他の楽曲も全てIzykiteが作詞を行っており、DAVII、SOQI、Joseph K、neuron music代表プロデューサーDonnie Jなど、著名なプロデューサー陣が参加し、アルバムの完成度が高まった。YouTubeには、先日開催された＜One Pick Festival 2023＞のLIVE映像がたくさんアップされているので、ステージに立つ様子が気になる方は要チェック！

4位にランクインしたのは、韓国の南に位置する「昌原（チャンウォン）」を中心に活動するバンド、GREENVILLA。GREENVILLAは、1980年代の南国の暖かく穏やかなカルチャーからインスピレーションを得て結成された5人組のモダンロックバンドだ。LPリリースをきっかけに、彼らのデビューEPアルバム『GREENVILLA EP』をぜひチェックしてみてほしい。12位は、シンガーソングライター Risso（リソ）が2023年3月28日にリリースした2ndフルアルバム『pat pat』LP版。まるで恋愛小説を読んでいるかのような歌詞に注目。

他にも、8BallTown所属のプロデューサーHookuo（フクオ）と、シンガーソングライターJue（ジュエ）のコラボアルバム『Smile Anthem』、馬山（マサン）で結成された4人組バンドeurasia（ユーラシア）の『Ø』、釜山で活動を続けてきたバンドSeaweed Mustache（ミヨクスヨム）の『Bombora』が新たにチャートインした。『Bombora』は、2023年の韓国大衆音楽賞「メタル・ハードコア部門」でノミネートされ話題に。

こうしてニューエントリーしたアルバムを挙げてみると、今週は地方を拠点に活動するバンドの作品が目立ったように思う。この季節にぴったりの心地よいK-INDIEサウンドをお楽しみください！

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