韓国インディアーティストに特化した音楽チャート「K-INDIE チャート」の2021年7月11日〜2021年7月25日分をご紹介。
NEWCOMER OF THE WEEK
I Feel Like I'd Have To Do Something|Broccoli, you too?
・リリース日:2021/07/19
・カテゴリ:ロック
Flight Attendant|KOLAVO
・リリース日:2021/07/16
・カテゴリ:ロック
Marriage License|Drinking Boys and Girls Choir
・リリース日:2021/07/21
・カテゴリ:ロック
KindA|nar0tic
・リリース日:2021/07/21
・カテゴリ:ロック
TREND MUSIC
My Poor Lonely Heart|Ha Hyunsang
・リリース日:2018/05/01
・カテゴリ:ロック
SUMMARY
今回はロック作品が上位を占めている。そして今回のニューエントリーは、Broccoli,you too?、KOLAVO、Drinking Boys and Girls Choir、nar0ticの4バンド。
モダン・ロックバンドBroccoli,you too?は、2007年にデビュー以降、独特な歌詞とメランコリーな音楽で徐々に話題となり、2010年と2011年の《Korean Music Awards(韓国大衆音楽賞))モダンロックソング部門で受賞するなど、大衆と業界関係者・評論家両方の評価を得てきた個性的実力派バンド。デビュー翌年にリリースされた『Song is Universal』は売り上げがおよそ4万枚と大ヒットし、現在でも長く愛されている。2014年にはレーベル《Studio Broccoli》を設立し、音盤の制作から流通まで独自に行うという、インディペンデントの姿勢で現在まで活動を行っている。新譜『I Feel Like I'd Have To Do Something』は今、諦めという言葉に溢れたコロナ禍の苦しい毎日を生きる人々に向けて送ったメッセージだ。タイトル曲「Struggling」のMVは、Silica GelやSay Sue Meのアートワーク、CONVERSEやFILAなど有名ブランドとの制作を行っているアニメーションスタジオ《hailhailLab》が手がけている。
Drinking Boys and Girls Choir(DBGC)は、大邱出身のスケート・パンクバンド。2015年にデビュー後韓国のレーベル《Electric Muse》とイギリスのレーベル《Damnably》と契約。以後は韓国国内フェスを始め、“SXSW”、“Liverpool Sound City”、 “The Great Escape”などの大型フェスにも出演。なお、Say Sue Meも同じく両レーベルと契約している。新譜『Marriage License』は制作期間中に読んだ2冊の本『お姉さん、私と結婚しませんか?(原題:언니, 나랑 결혼할래요?)』『孤独にならない権利(原題:외롭지 않을 권리)』にインスピレーションを得たという今作は、30代の女性ロッカーである自分を投影しつつ、そこから韓国社会に蔓延る女性や性的マイノリティに対する排斥について問いかける。昨年は「韓国史上最悪の事件」と呼ばれた「N番部屋事件」を筆頭に様々なムーブメントが起こり、インディーズ界では女性ロッカーによるコンピ『We, Do It Together』がリリースされた。DBGCも参加し、収録された「Secret Revenge」も今作に収められている。
©︎Bside / Cover design by NOVVAVE RECORD
K-INDIEチャートとは
韓国最大手のインディ・ディストリビューター<Mirrorball Music>が提供している、インディアーティストに特化した音楽チャート。Yes24、Interpark、MIHWADANG、HYANG MUSICなど、韓国大手オンライン販売サイトやレコードショップでのアルバム販売数を基準に算出している。韓国の実力派アーティストを紹介するレーベル<Bside>が<Mirrorball Music>と公式ライセンスを結び、BUZZYROOTSとコラボで最新のチャートを随時公開していく。
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