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【Vol.186】 K-INDIEチャートTOP30 (2020/11/11-11/25)|JANNABI新作が1位 Yoon Jiyoung、Jo Dong Hee、Kim Suyoungに注目

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【Vol.186】 K-INDIEチャートTOP30 (2020/11/11-11/25)|JANNABI新作が1位 Yoon Jiyoung、Jo Dong Hee、Kim Suyoungに注目

韓国インディアーティストに特化した音楽チャート「K-INDIE チャート」の2020年11月11日〜11月25日分をご紹介。

                                          

NEWCOMER OF THE WEEK

JANNABI's Small Pieces IJANNABI 

・リリース日:2020/11/6
・カテゴリ:ロック

 

Blue bird|Yoon Jiyoung

・リリース日:2020/10/28
・カテゴリ:ロック

 

Don’t Know|Kim Suyoung

・リリース日:2020/10/11
・カテゴリ:フォーク

 

Sadness is the shadow of beauty|Jo Dong Hee

・リリース日:2020/11/11
・カテゴリ:フォーク

                       

Pigeon [2020 remastered 再発売]|Jo Dong Hee

・リリース日:2020/11/11
・カテゴリ:フォーク

 

Punk Is Crime|The Black Underground

・リリース日:2020/11/19
・カテゴリ:ロック

 

Frightful Waves|BADLAMB 

・リリース日:2020/11/12
・カテゴリ:ロック

 

All the Wounded and Broken|Ramnants of the Fallen

・リリース日:2020/11/13
・カテゴリ:ロック

            

bornxoxo|WH3N

・リリース日:2020/11/23
・カテゴリ:R&B

            

LAME|SHIRTS BOY FRANK

・リリース日:2020/11/23
・カテゴリ:ロック

                  

Life and Death|JuliaDream

・リリース日:2020/11/6
・カテゴリ:ロック

                   

Funny Music Land|Stereo Bubble

・リリース日:2020/11/14
・カテゴリ:ロック

                  

                   

SUMMARY

1位はJANNABIの新作『JANNABI's Small Pieces I』。秋の感性と懐かしい思い出を込めた作品となっている。タイトル曲「A thought on an autumn night」のMVでは、古いデスクトップパソコンやブラウン管テレビなど90年代頃を思わせるアイテムが印象的に使われ、楽曲のノスタルジーさを引き立たせる。今作は、コンセプトとの不相応から正規2集と現在制作中の3集に収録されなかった楽曲が収録されている。まさにミックステープといったところだろうか。この「小曲集」という形での発売は今後も行われるとのこと。「インディーシーン代表バンド」と呼ばれる人気バンドの活躍に今年も注目しよう。

2位のYoon Jiyoung(ユン・ジヨン)『Blue bird』、自身初となるEPには表題曲「Blue bird」を含む5曲が収録された。同曲のMV及びアーティスト写真はHYUKOHのビジュアルも手がけるdadaism club(ダダイズム・クラブ)のメンバーが手がけた。今作のコンセプトには、「生きる中で感じる絶え間のない指針と目眩の連続が自分の未熟さから来ていることに気付いた時、それさえも少し厚かましく考えてみよう」という共感できるストーリーとユーモア溢れる彼女らしい解決策が込められている。ロードムービー風に撮影されたMVやアートワークに見られる淡白でありながらもウィットのある感覚が、彼女の独特の世界観を楽曲・ビジュアルの両面からより強固に表現する。

3位にランクインしたKim Suyoung(キム・スヨン)『Don’t Know』は、Clazziquaiのプロデューサー・CLAZZIが手がけたタイトル曲「Don’t Know」を始め、ブラックミュージックの香りが漂う「Hmm」、ピアノバラードの「Memory」など、中性的な歌声がジャンルの異なる個々の曲をまとめている。彼女は現在、Mnetにて放送中のオーディション番組『Folk Us』に出演中。自作曲やカバー曲動画をアップした自身のYouTubeチャンネルの登録者数は2万7600人を越え、番組出演を機に彼女の魅力である低くハスキーな声や実力の高さがさらに注目を集めている。

今回は、5位と23位にチャートインしたJo Dong Hee(チョ・ドンヒ)に注目。1998年デビューのシンガーソングライターで、フォーク界の第一線で活躍してきた。最近では『シグナル』のOSTに参加した歌手として活発にライブを行っている。自身の音楽活動に加え、プロデュース業も数多く手がけている。以前のチャートに登場したジャン・ピルスンをはじめ、S.E.Sなど有名アーティストの楽曲の作詞を担当するほか、映画の音楽監督やフェスティバルの音楽監督も務めた。また今年設立した作詞曲家レーベル〈Micro Universe〉の代表でもある。3年ぶりの新作となる『Sadness is the shadow of beauty』は、バンド・オットンナル(어떤날)の楽曲リメイクを除き10曲すべて彼女が作詞を手がけている。幼い頃の思い出を描いた「東の女」、ミシェル·ゴンドリー監督の『エターナル·サンシャイン』を見て感じたことを込めた「切ない」、 2017年に3部作として発表した曲を完成版として収録した「ラジオ」、シンガーソングライターとしてのデビュー曲となる「君はしきりに」など、フォークとアンビエントを行き来する作品となった。

新作と共に『Pigeon』のリマスター版がチャートイン。レーベル〈Micro Universe〉設立を記念し、自身初の正規アルバムのタイトル曲のリマスター版が発売され、本来の感覚を消すことなくサウンドを発展させ、デビュー22周年の奥深さを感じさせる。

また、今月は若手ロックバンドの新譜が多数チャートイン。The Black Skirts所属レーベルの新人SHIRTS BOY FRANKは80-90年代を思わせるシューゲイザーロックバンドで、ディストーションサウンドと美学的な歌詞、またライブでの型破りなパフォーマンスが、今、音楽関係者の注目を集めている。

これまであまり変動が無かったチャートにも、この年末に来て新人バンドの活躍と期待が大きく反映され、動きを見せた。またその一方で、先輩アーティストたちの再販・リマスターにも注目が集まる結果となった。

今年はどのような動向を見せるだろうか。引き続き、最新の韓国インディーズシーンが一目で分かる当チャートに目が離せない。

©︎Bside / Cover design by NOVVAVE RECORD

 

K-INDIEチャートとは

韓国最大手のインディ・ディストリビューター<Mirrorball Music>が提供している、インディアーティストに特化した音楽チャート。Yes24、Interpark、MIHWADANG、HYANG MUSICなど、韓国大手オンライン販売サイトやレコードショップでのアルバム販売数を基準に算出している。韓国の実力派アーティストを紹介するレーベル<Bside>が<Mirrorball Music>と公式ライセンスを結び、BUZZYROOTSとコラボで最新のチャートを随時公開していく。

✔︎ チャートに関するお問い合わせはこちらまで

 

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  • この記事を書いた人

Izumi

韓国ミュージックライター。他業界とパラレルワークで活動中。ドラマ、音楽をはじめ韓国エンタメ愛好歴は10年以上になるが、ライターとしてはまだ5年目。 韓国留学を機にインディシーンの虜に。 自由な表現でアイデンティティを発信している新進気鋭のアーティストを広めるべく、業界人やアーティスト等にインタビューし記事を掲載するほか、プロモーション記事企画や映像企画を実現。 近年ではアジアのミュージシャンに活動の範囲を広げ、多岐にわたり活動している。

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