ソウルを拠点に活動する3人組ポップバンド・GOTCHA ! (ガッチャ)。作詞作曲からミキシング、 マスタリングを自身で手掛け、インディーズながらハイクオリティーな楽曲を制作している。
2019年、第15回ソウルドラマアワードにて”韓流ドラマ優秀作品賞”を受賞したMBCドラマ『偶然見つけたハル』挿入歌「今日こそ絶対」、 TBCドラマ『夜食男女』挿入歌「Life Is Cooking」に参加し、大きく注目を集めている期待の新人だ。そして2020年9月25日(金)にメジャー・デビュー曲「Orange Wave」が各種配信サービスを通じて公開となり、同時にミュージックビデオも公開となった。
今回は、そんな期待の新星バンド・GOTCHA !にインタビューを敢行。大きく関心を寄せるきっかけとなったドラマ挿入歌の制作秘話や反響について、またデビュー曲「Orange Wave」について、最後に日本活動への意気込みについて訊いた。
ーまずは、それぞれ自己紹介をお願いします。
こんにちは。僕たちはカンソン(Vo.)、オムティー(Gt.)、ユ・ハリム(音楽プロデューサー)が属する3人組バンド、GOTCHA ! です。
ーグループに「プロデューサー」というポジションがあるのが他には無い特徴と思うのですが、結成当初からこのような構成なのですか?
私たちみんながプロデューサーです。 ただし、ハリムはチームリーダーとしてその役を行っています。
ーグループ名の由来と結成のきっかけについて教えてください。
初めて聞く人の耳も捕らえる、虜にするぞ!という意味でつけました。大きな抱負を込めたチーム名です。オムティーが地方からソウルへ上京したときに出会った音楽仲間が今のボーカルであるカンソンでした。ソウルのミュージシャンはみんな歌が上手いだろうと思っていたのですが、際立ってカンソンの歌はとても上手いなと思ったんです。オムティーはその後、「一緒に音楽をやろうよ」と彼にしつこくついて回りました。オムティーとカンソンは一緒に志望する音楽高校の編入試験を受けて合格し、同じクラスになりました。そしてその時、イケメンな副会長だった現在のミュージックプロデューサー、ハリムに出会いました。3人で仲良くなるうちに意気投合してバンドを結成し、路上ライブなど様々な公演を通して活動が深まり、今のGOTCHA !が結成されました。
ーGOTCHA !の音楽に影響を与えたミュージシャンは誰でしょうか?
本当に様々なミュージシャンが好きなのですが、中でも星野源と米津玄師、sumikaが好きで影響を受けています。
ー2019年韓国で話題となったドラマ「偶然見つけたハル」、「夜食男女」の挿入歌の反響について、どう感じていますか?
2つのドラマを通して多くの関心を受けています。その中でも私たちのデビュー曲である「偶然見つけたハル」の挿入歌「今日こそ絶対」が私たちに大きく関心が寄せられ始めた曲です。
ー2曲ともドラマ制作スタッフからの依頼を受けて作曲したのでしょうか?ドラマの挿入歌を制作する時は普段と比べて作曲のプロセスは異なりますか?
「夜食男女」挿入歌の「Life Is Like Cooking」は作曲家から依頼を受けて、歌と演奏で参加した曲です。「偶然見つけたハル」の挿入歌である「今日こそ絶対」は可笑しくも、3年前にデモに録ってパソコンのゴミ箱に入れていた曲だったんです。まさに偶然の機会でこのドラマの挿入歌の依頼を受けたのですが、その時すぐにこの曲が思い浮かんで、ドラマに合うようなGOTCHA ! の色に再編曲しました。
ーデビュー曲「Orange Wave」について、スローテンポや口ずさみたくなるメロディーが親しみやすく、今の季節にぴったりですよね。制作にあたり、この曲のテーマやサウンドのアイデアはどのように出しましたか?
韓国の済州島に旅行した時の思い出を3人で出し合って、ピョン!と出してしまった曲です。カンソンはこの曲はバラードになるだろうと思っていたのですが、誤解でした。当時、星野源が大好きで最大限近づこうと思って作った曲です。
ー「Orange Wave」のMVはご自身でプロデュースされたのですか?またとても綺麗な海が印象的ですが、これはどこで撮影されたのでしょうか?
GOTCHA !メンバーの親しい友人たちと一緒に遊びに行くという感じで、私たちが撮影しました。済州島で撮りたかったのですが、日の出と日の入りが美しいトンへ市がより似合いそうだなと思い浮かんで、トンへ市で撮影をしました。
ー最後に今後の展望、日本での活動に期待することについて教えてください。
私たちの音楽を日本のファンと共有できるのがすごく嬉しいです。私たちが好きな星野源さんのように人々に良い影響を与えたいです。「Orange Wave」と、今後リリースするたくさんの私たちの曲を愛してください。ありがとうございます。