韓国インディアーティストに特化した音楽チャート「K-INDIE チャート」の2020年4月26日〜5月10日分をご紹介。
NEWCOMER OF THE WEEK
daydream|ABTB
Even if get lost, it can flow anyway|CHOI YE GEUN
HIGH FIVE|Risso
TREND MUSIC
4.0 [再発売]|10cm
SUMMARY
チャートの1位を飾ったアルバムは、10cmの『4.0』。2年前に発売された作品だが、予約限定で再販されることが発表され、ファンは歓喜に沸いた。タイトル曲「Phonecert」のミュージックビデオでは、フォークデュオ・1415や若手バンド・WETTERが、「Pet」ではYOO SEONHOが出演したことで話題となっている。
チャートの中で注目したい作品がジャン・ピルスンの『soony re:work-1』。Yerin Baekが昨年カバーした「어느새(Suddenly)」を含む13曲がリアレンジされ収録されている。ジャン・ピルスンは1989年にデビューしフォーク界の中心的存在となったが、最近ではHipHopアーティストのGrizzlyやMillicとのコラボレーションなど自身の音楽世界を広げている。近く第二弾も発表されるようだ。
30位には、Rissoの『HIGH FIVE』がランクイン。”韓国産渋谷系バンド” Humming Urban Stereoとの共作によって有名になった彼女が、初の正規アルバムをリリース。既存曲と新曲で構成された9曲は、Rissoの新たな幕開けと言える作品となった。ダブルタイトル曲の「FOUL」はHumming Urban Stereoが、「I’m SORRY」はRissoが作曲。渋谷系やシティポップをベースにダークな雰囲気をまとった楽曲たちは、これまでのポップなイメージから成熟した姿が映し出されている。
10cmやStella Jangの再販、BOL4のリエントリーなど、人気アーティストの過去作品たちが並ぶ結果となった。
©︎Bside / Cover design by NOVVAVE RECORD
K-INDIEチャートとは
韓国最大手のインディ・ディストリビューター<Mirrorball Music>が提供している、インディアーティストに特化した音楽チャート。Yes24、Interpark、MIHWADANG、HYANG MUSICなど、韓国大手オンライン販売サイトやレコードショップでのアルバム販売数を基準に算出している。韓国の実力派アーティストを紹介するレーベル<Bside>が<Mirrorball Music>と公式ライセンスを結び、BUZZYROOTSとコラボで最新のチャートを随時公開していく。
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