Korean Indie Music and Culture

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韓国インディ音楽リスナーのためのブックガイド【随時更新】

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韓国のインディ音楽が好きな方へ。音源やライブにとどまらず、アーティストの考え方や背景、シーンの成り立ちまで知りたくなったことはありませんか?

このページでは、韓国インディ音楽にまつわる書籍を幅広く紹介する「本棚」をつくりました。とにかく良い本を厳選して紹介するというよりは、このテーマに関する書籍をできるだけ網羅的に記録していく本棚のようなつもりで、整理していきます。新刊・旧作問わず、見つけたら随時追加していく予定です。古書(絶版など)もアーカイブとして残します。

気になる一冊があれば、ぜひチェックしてみてください。

韓国インディ/アンダーグラウンド

大韓ロック探訪記 (海を渡って、ギターを仕事にした男)

■著者:長谷川陽平
■発売日:2014/5/16
日本人ギタリスト・長谷川陽平が韓国に渡り、現地のバンドやアーティストと共に歩んだ20年を辿る、自伝的ルポ。インディ・シーンの中心地ホンデに潜り込み、サヌリム、チャン・ギハと顔たち、DJソウルスケープらと音を重ねてきた著者。韓国ロックの知られざる裏側から、異国で生きる音楽家としてのリアルまで、生の声が綴られている。
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AIM(エイム) ISSUE17「今韓国で最も若い場所、弘大」

■発売日:2018/10/15
韓国・ソウルの若者文化の中心地、弘大(ホンデ)を総力特集したカルチャー誌。話題のホットスポットやインディーズ精神を受け継ぐライブハウス、グルメ、ストリートカルチャー、クリエイターたちの姿を密着取材で紹介。弘大を起点に広がるカルチャーの新潮流を、多角的に掘り下げた1冊。路地裏の魅力や現地の声から、リアルな弘大が見えてくる。
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New Korean Music Guidance

■監修:土屋恵介、久保田泰平
■発売日:‏2012/9/6
K-POPからインディシーンまで、韓国音楽の核心に迫る一冊。K-POPが日本で広まった背景を辿り、FPM・田中知之のインタビューや作家論を通じてその奥行きを紹介。さらに“ホンデ系”に代表される韓国インディ・シーンにも注目し、PEPPERTONESの声を交えて知られざる魅力を掘り下げる。メインストリームとインディの両側面を押さえた、韓国音楽ファン必携の内容。
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韓国ヒップホップ

ヒップホップコリア:韓国語ラップ読本

■著者:鳥居咲子
■発売日:2016/8/10
韓国ヒップホップの語感、文化、歴史を、65組のアーティスト情報とともに紹介する一冊。歌詞分析からSNSリンクまで網羅した、実用的で熱量あるガイドである。著者はロンドン音楽留学を経て、韓国ヒップホップ専門メディア「BLOOMINT MUSIC」を運営。来日公演の企画も手がけるなど、現場視点ならではの濃密な内容が詰まっている。
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BLONOTE

■著者:タブロ
■翻訳:清水 知佐子
■発売日:2022/2/2
BTSのRMやSUGAが影響を受けたことで知られる、EPIK HIGHのTABLOによるメッセージ集『BLONOTE』が、日本語版として刊行。深夜ラジオで語られた珠玉の言葉たちは、読む者の心に静かに響く。韓国のヒップホップシーンを語るうえで欠かせない存在・TABLOの魅力を、日本語版オリジナルの鳥居咲子氏による解説がさらに深く掘り下げている。
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WOOFIN’ 2017年 01月号

■発売日:2016/11/30
KOREAN HIP HOP ISSUE|アジアから世界へと躍進するコリアンHIP HOPカルチャー。アジアの枠を越えて世界を熱狂させる韓国HIPHOPの現在地を網羅。KEITH APEの衝撃的なステージ、人気番組『SHOW ME THE MONEY』の功績、名盤でたどるシーンのヒストリー、シーンを牽引する重要レーベルやクルーの紹介に加え、注目の新世代ラッパーもピックアップ。さらに、Block Bの独占インタビューも掲載。
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ディスクガイド

ミュージック・マガジン 2022年9月号

■発売日:2022/8/20
特集『韓国インディ・ロック30選』が登場。90年代後半以降の韓国インディシーン解説、厳選された名盤30選をレビュー付きで楽しめる。
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ミュージック・マガジン 2023年8月号 特集 韓国音楽の現在

■発売日 ‏ : ‎ 2023/7/20
「韓国音楽の現在」を総力特集。K-POPのみならず、ロック、ヒップホップ、ダンスミュージックなど多彩なジャンルに光を当て、今の韓国音楽を多角的に掘り下げる。注目は、2nd EP『Get Up』のリリースを控えたNewJeansと、彼女たちのサウンドを支えるプロデューサー・250のインタビュー。K-POP第4世代の動向からインディ/オルタナの多様化までを網羅した概論、そして“今”を象徴する77枚のセレクトも収録。ポップとアンダーグラウンドが交差する韓国音楽のダイナミズムを感じられる、保存版の一冊。
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アーバン・Kポップ

■監修:まつもとたくお
■発売日:2023/4/13
K-POPの次が見えてくる、240枚超のアルバムから辿る都会派韓国音楽の案内書。BTSやNewJeansで世界が注目するK-POP。その奥には、洗練されたシティ・ポップ、ヒップホップ、エレクトロ、ロック、そしてバラードまで、多様で奥深い地層が広がっている。「K-POP番長」まつもとたくお氏の監修のもと、1990年代から現在までの韓国ポップを彩る240枚以上のアルバムを網羅。韓国ポップの「今とこれから」がわかるはず。
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ミュージック・ガイドブック 2010-2024 VOL.1

■発売日:2025/3/17
2010年から現在までの15年間を総括する、全1400枚超の圧巻ディスクガイド。サブスク時代のポピュラー音楽を、ジャンル横断的に「アンビエント」「インターネット」など現代的キーワードで徹底解説。『ミュージック・マガジン』が放つ、新時代の決定版シリーズ第1弾。韓国インディについてもガッツリページが割かれている。
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アジア都市音楽ディスクガイド

■発売日:2022/1/28
アジア各国の都市に根差した音楽600曲を収録した、ジャンル横断ディスクガイド。City PopやK-POP、AOR、Future Funkなど多様な都市音楽を“ディグる”一冊。70年代の名作から配信世代まで、洗練を追い求めたアジアの音楽史がここに。
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カルチャー・ライフスタイル雑誌

EYESCREAM 9月号 特集「SEOUL CALLING 韓国サブカルチャー新世紀」

■発売日 ‏ : ‎ 2017/8/1
韓国・ソウルのサブカルチャーを音楽、ファッション、アート、そして夜の街の4つの視点から深掘り。表紙を飾るのは、日本でも話題のHYUKOH(ヒョゴ)。彼らをはじめ、DEAN、OOHYO、Samuel Seo、Heizeらのリアルな声を現地取材で紐解く。注目のナイトクラブやアートシーンも余すことなく紹介し、観光ガイドでは味わえないソウルの今を鮮やかに描き出す一冊。
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BRUTUS 2024年 3月1日号 No.1002「JAZZ is POP!! 2024年、あなたが聴くべきジャズ250」

■発売日:2024/2/15
BRUTUSの人気特集「JAZZ IS POP!!」が2024年版として再登場。今聴くべきジャズ250選を軸に、ミュージシャンやDJ、映画、ブルーノート、リスニングバーまで、ジャズの多様な楽しみ方を網羅。我らが注目すべきはもちろん「君はK-JAZZを知っているか?」と題された韓国ジャズの特集。
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BRUTUS 2025年 5月1日号 No.1029「韓国の今を誰も知らない!」

■発売日 ‏ : ‎ 2025/4/15
「韓国の今を誰も知らない!」をテーマに、食、デザイン、伝統酒、音楽、ファッション…韓国を彩る多様なカルチャーを6つのキーワードで深掘り。ソウルだけでなく、晋州・釜山・済州・全州といった地方都市にも足を延ばし、ローカルが育む新たな文化を追う。4ページに渡って韓国インディシーンについても紹介されている。地方発の豊かな音楽カルチャーに触れられる、密度の高い一冊。
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SPUR 2025年6月号「一歩先を行く、ソウル最前線」

■発売日:‏:2025/4/23
NewJeansのDANIELLEが表紙に登場。 今号の特集は大充実のソウルガイド。クリエイターが通う最新スポットやグルメ情報まで、韓国カルチャーの「今」が詰まった一冊。韓国バンドシーンについても紹介されている。🔗 Amazon楽天

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AKARI

AKARI

エディター|ライター

1994年生まれの自称、韓国音楽PR大使。インディペンデントな韓国のミュージシャンや業界人を中心にインタビューやコラムを執筆。「韓国の音楽をジャンルレスに届ける」をモットーに、韓国インディ音楽に特化したWEBマガジン「BUZZY ROOTS」の運営や、音楽・カルチャーメディアへの寄稿、広報、DJイベントへの出演、アーティストのアテンドなど、できることなら何でも形を問わず行なっています。プライベートでは、韓国人の夫と結婚し、二人の子どもを出産。子育てをしながら東京とソウルを行き来しています。

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