韓国インディ音楽シーンの「今」がわかるチャート「K-INDIE チャート」。Vol.324(2026年8月11日〜8月25日)をご紹介。シン・ヘギョンの1stフルアルバム『In Dreams, In Dreams』[LP]が首位、韓国大衆音楽賞2冠のウ・ヒジュンが2ndフルアルバム『Sunmo』を含む3作を同時にランクインさせた。
K-INDIEチャート Vol.324

Editor’s Picks
1位|シン・ヘギョン(Shin Hae Gyeong)『In Dreams, In Dreams(속꿈, 속꿈)』[LP]
連作を通じて一つの物語を描き続けてきたシンガーソングライター、シン・ヘギョン(신해경/Shin Hae Gyeong)。2017年にシン・ヘギョン名義での初EP『My Reversible Reaction(나의 가역반응)』で注目を集め、翌年の第15回 韓国大衆音楽賞では「今年の新人」にノミネートされている。そんな彼が2020年に発表した1stフルアルバムが、〈POCLANOS〉のヴァイナルシリーズとしてLPでこの度リイシューされた。彼の活動名は、詩人/小説家のイ・サン(李箱)の本名、キム・ヘギョンに由来しているという。イ・サンの小説『逢別記』の最後に登場する「속아도 꿈결 속여도 꿈결(騙されても夢うつつ、騙しても夢うつつ)」という一節を思わせるフレーズが、本アルバムにも収録された楽曲「Dreaming of you(그대의 꿈결)」の紹介文にも書かれており、今回のアルバムタイトル『In Dreams, In Dreams(속꿈, 속꿈)』とも共鳴していることから、随所にイ・サンからの影響を感じられる。ドリームポップとポストロックの起伏を受け継ぎながら、より繊細で柔らかな演奏で描かれた夢の世界。MVも制作されたリード曲の一つ「Colors of You(그대는 총천연색)」を入り口に、ぜひ一枚を通して味わってみて欲しい。
6位|ウ・ヒジュン(Woo Huijun)『Sunmo(선모)』[LP]
ベーシストとしてキャリアを重ね、2025年のデビュー以来フルアルバム1作とEP2作を立て続けに発表したシンガーソングライター、ウ・ヒジュン(우희준/Woo Huijun)。今年の韓国大衆音楽賞では「今年の新人」「最優秀オルタナティブロック – 歌」の2冠に輝いた。2ndフルアルバムとなる本作は、この世を去った友人を偲ぶ思いを込めた作品で、アルバムのタイトルは生前その友人と書いていたリレー小説の主人公の名から取られている。言葉では伝えきれない感情を音で届けるためにインストゥルメンタルの比重を高め、ジャズ、ロック、メタル、フォーク、ブルース、エレクトロニカを横断する全15曲を2枚組に収めた。本チャートでは本作のLP・CDに加え、1stアルバムのLPも2位にランクイン。10月29日(木)には東京・青山 月見ル君想フで初の日本単独公演も控えているため、公演情報もぜひチェックを(詳細)。
Newcomer List
- Shin Hae Gyeong『In Dreams, In Dreams [LP]』
- Woo Huijun『pumping of heart is torturing [LP]』
- MeloMance『Festival [LP]』
- Park Chan Young『EVERYDAY OF HAPPINESS』
- 1415『DEAR : X [LP]』
- Woo Huijun『Sunmo [LP]』
- CHARLIE BEAN WORKS『LIVE!』
- Woo Huijun『Sunmo』
- DELRIUM『DELRIUM』
- Hangsuk & Boogiemonster『Human Scramble [LP]』

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