韓国インディ音楽シーンの「今」がわかるチャート「K-INDIE チャート」。Vol.317(2026年4月26日〜5月10日分)をご紹介。SSW Heegyu(ヒギュ)、ユ・ヨンヒョンらの注目作が多数ランクイン。
K-INDIEチャート Vol.317

Editor’s Picks
1位|heegyu(ヒギュ)『The Broken Hitchhiking』
2024年にデビューした韓国のシンガーソングライター、Heegyu(희규/ヒギュ)。HANROROやDvwn、ク・ウォンチャン、ソン・ソヒといった洗練された世界観を持つアーティストたちが名を連ねるレーベル、Authenticに所属している。淡白ながらも鋭いと評される歌声で日常の深層にある真実を歌い上げる彼女は、「慰め型アーティスト」とも呼ばれる存在だ。デビュー以降シングルを重ねてきたが、2026年4月に初のミニアルバム『The Broken Hitchhiking(原題:고장난 히치하이킹/直訳:故障したヒッチハイク)』をリリース。本作は、繰り返される退屈な現実の中に隠れた「童心」や「愛」といったロマンを掬い上げ、明日を生きる糧とする意志を描いている。フォーク・ロックを軸にジャズやR&Bを織り交ぜた重層的なサウンドと、透明感のある彼女の歌声が、青年期の不安や無謀さをやさしく包み込んでくれる一枚だ。
2位|Younghyun Yoo(ユ・ヨンヒョン)『BEST COLLECTION』
人気バンド、ジャンナビ(JANNABI)でキーボード、作曲、編曲を担ってきたユ・ヨンヒョン(유영현)。バンドで培った音楽的素養を携えながら、2026年5月に自身初のEP『BEST COLLECTION』をリリースし、シンガーソングライターとしてのソロ活動を本格的にスタートさせた。世代やジャンルを問わず誰もが口ずさめる音楽。そんなコンセプトを掲げる本作は、ヴィンテージな質感と現代的感性を融合させた独自のサウンドが持ち味だ。パリの情景や愛する人への想いを描いた全6曲には、嫌悪や嘘ではなく愛することこそが「ロマン」になる時代を願う切実な祈りが込められている。ソロアーティストとしての新たな飛躍を告げる、感性豊かなアルバムである。
Newcomer List
- heegyu『The Broken Hitchhiking』
- Younghyun Yoo『BEST COLLECTION』
- Lee Yerin『NEVER NEVER LAND』
- Kim Terry『Survival On Earth』
- xiwoong『Cabin on a Cliff』

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