韓国インディアーティストに特化した音楽チャート「K-INDIE チャート」の2025年8月26日〜9月10日分をご紹介。

NEWCOMER OF THE WEEK
3位|3rd Line Butterfly『Hwanhee Ultraviolet』【ロック】
6位|ソン・ヒョンソク『SURVIVE』【ロック】
9位|アン・ヒス『COLLECTED SONGS』[LP]【フォーク】
25位|Make a Movie『BENJAMIN』【R&B】
26位|CHANMIN『AFTEREFFECT』【ロック】
29位|Low High Low『( )』[LP]【ロック】
SUMMARY
今週のトップは、シンガーソングライター・HANRORO(ハンロロ)のEP『JAMONG SALGU CLUB』。(詳細は Vol.299 参照)
そして3位には、デビュー25周年を迎えた韓国インディロックの代表的バンド・3rd Line Butterfly(3号線バタフライ)の最新EP『Hwanhee Ultraviolet』が登場。今年8月、仁川ペンタポート・ロック・フェスティバルで活動再開を果たした彼らが、8年ぶりにリリースした新作だ。
ロックを基盤にしながら、ノイズ、サイケデリック、エレクトロニックなど多彩なアプローチを重ねてきた3rd Line Butterfly。今作ではその軌跡を受け継ぎつつ、ドラムンベース調のリズムやフルート、シンセサイザーによる繊細なサウンドなど、新たな実験が光る。
6位には、シンガーソングライター・Song hyoung seok(ソン・ヒョンソク)の初フルアルバム『SURVIVE』がランクイン。2021年から2024年にかけて発表された6枚のシングルに新曲「space travel」を加え、約5年間の軌跡を一つの物語としてまとめ上げた。クラシックピアノで培った基礎や、80年代ポップス、プリンスやポリスといったアーティストへの敬意を基盤に、ミニマルでありながら生命力に満ちたサウンドを築いている。タイトルの通り、“生き抜く”という意志が全編を貫く作品だ。
そのほか、R&Bシンガー・Make a Movieの1stフルアルバム『BENJAMIN』、シンガーソングライター・CHANMINのEP『AFTEREFFECT』なども初登場。合わせてぜひチェックを。

©︎Bside / Cover design by NOVVAVE RECORD