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K-INDIE CHART

【Vol.187】 K-INDIEチャートTOP30 (2020/11/26-12/10)|Emon・LUAMEL等がランクイン、女性ロックアーティストのコンピに注目

韓国インディアーティストに特化した音楽チャート「K-INDIE チャート」の2020年11月26日〜12月10日分をご紹介。

                                          

NEWCOMER OF THE WEEK

The World Without You [LP]|Emon

[MV] 에몬(Emon) – 네가 없는 세상이 단 하루도 없었으면 해 (The World Without You Pt. 2) / Official Music Video

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・リリース日:2019/7/17
・カテゴリ:ロック

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Live Session #1|LUAMEL

LUAMEL – Horizon (Official Video)

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・リリース日:2020/11/30
・カテゴリ:ロック

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We, Do It Together|Various Artists

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・リリース日:2020/12/4
・カテゴリ:ロック

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TREND MUSIC

Waiting and Fluttering|Kang Huh Dalrim

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・リリース日:2008/4/9
・カテゴリ:ブルース

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SUMMARY

Jannabi(チャンナビ)が1・2位をどっしり陣取る中、新たに3作品がチャートインを果たした。どれも明るく日々の憂を吹き飛ばしてくれるような明るくて前向きな作品である。

3位にランクインしたのは フォークとポップ、古典美と新しさの共存で好評を受けたシンガーソングライター・Emon(エモン)の「The World Without You(네가 없어질 세계)」LP版。ソウルのレコーディングスタジオ・Philo’s Planetのコンプリートエディションレコードとして、アップグレードした姿で再発売となった。

Philo’s Planetの最初の製作レコードカートリッジナンバー(PPRV-001)が付与された作品で、作曲からレコーディング、ミキシング、マスタリングまで一気通貫で本スタジオで行われており、John Mayor、Steely Danなど数多くの名盤を手がけてきたカッティング・エンジニアScott Hullが参加し、楽曲の完成度を高めている。

このアルバムは、長い時間一緒にしてくれた人・空間に感謝と愛を込めて送るアルバムだという。心に余裕のない時こそ、本作品を聴いて豊かな感情を取り戻して欲しい。

16位は、シンセサイザーとロックサウンドが調和したオルタナティブロックバンド・LUAMEL(ルアメル)の「Live Session #1」。昨年実施したライブの様子をフィジカルに落とし込んだアルバムになっている。LUAMELは、2018年にアルバム「Untitled」でデビューし、2020年の光州MBCグローバルコンテスト番組「アジアトップバンド」出演より、注目されている期待のアーティストである。

24位にはコンピレーションアルバム「We, Do It Together」がランクイン。本作は、AIRY・Ego Fuction Error・hyangni・Amado Lee Jaram Band・Adios Audio・Drinking Boys and Girls Choir・Cheon miji・Whang Bo Ryung・DABDA・cacophony・Tierpark・Billy Carter等、韓国で活動する女性ロック・ミュージシャン12チームが参加した初のコンピレーションアルバムとなっている。

本コンピレーションを企画した〈WeWeWe企画団(WeWeWe 기획단)〉は、2018年に女性・クィア音楽家のための公演『Circles』、2019年には女性音楽家のためのネットワークのパーティーを開くなど、女性ミュージシャンの連携を支援してきた。本企画団は「世界的には、女性ミュージシャンの自伝的なストーリーテリングを盛り込んだ音楽がたくさん出ているが、韓国、そしてインディシーンにおいて、女性ロックアーティストは実力の割にスポットライトが当っていない」と語っており、インディシーンにおいて性差別が未だ抑圧のメカニズムとして作用していることを受けて、彼女たちの力になりたかったと企画意図を伝えている。

Youtubeではメイキング映像が公開されているため、アルバムと合わせてチェックすることをオススメする。2分弱という短い動画だが、参加者がマスクで顔を覆いながら、コロナ禍にも関わらず強い意思を持って制作に参加する様子が読み取れる、感動的な映像である。

その他、 “ブルースの女王” と称されるカンホダルリムやチャンギハと顔たち、HYUKOHなど、実力派アーティストたちの作品のリエントリーが目立った。

©︎Bside / Cover design by NOVVAVE RECORD


<参考記事>

http://egloos.zum.com/emon/v/3194496
http://www.viva100.com/main/view.php?key=20190719001746186
http://www.sportsseoul.com/news/read/995987
https://www.sedaily.com/NewsView/1ZAK3QDM63
http://www.womennews.co.kr/news/articleView.html?idxno=204337

 

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韓国最大手のインディ・ディストリビューター<Mirrorball Music>が提供している、インディアーティストに特化した音楽チャート。Yes24、Interpark、MIHWADANG、HYANG MUSICなど、韓国大手オンライン販売サイトやレコードショップでのアルバム販売数を基準に算出している。韓国の実力派アーティストを紹介するレーベル<Bside>が<Mirrorball Music>と公式ライセンスを結び、BUZZYROOTSとコラボで最新のチャートを随時公開していく。

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✔︎ チャートに関するお問い合わせはこちらまで

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AKARI

AKARI

エディター|ライター

1994年生まれの自称、韓国音楽PR大使。インディペンデントな韓国のミュージシャンや業界人を中心にインタビューやコラムを執筆。「韓国の音楽をジャンルレスに届ける」をモットーに、韓国インディ音楽に特化したWEBマガジン「BUZZY ROOTS」の運営や、音楽・カルチャーメディアへの寄稿、広報、DJイベントへの出演、アーティストのアテンドなど、できることなら何でも形を問わず行なっています。プライベートでは、韓国人の夫と結婚し、二人の子どもを出産。子育てをしながら東京とソウルを行き来しています。

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