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2021年世界を席巻した韓国ドラマ 話題作を彩る新鋭アーティストたち|Bside K-Indie Series特集コラム

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2021年世界を席巻した韓国ドラマ 話題作を彩る新鋭アーティストたち|Bside K-Indie Series特集コラム

動画配信サービスの需要と供給の高まりがその人気を加速させ、配信直後から話題沸騰となった作品が続々と登場した韓国ドラマと2021年。Netflix発ドラマやウェブドラマなど製作環境の変化にあわせ、音楽においても、人気アイドルや「OST歌手」と呼ばれるシンガーが大半だったこれまでから、シンガーソングライターやバンドが参加する機会が多くなっている。

韓国の実力派アーティストを日本国内に紹介するレーベル〈Bside〉が展開している、7インチレコードシリーズ「Bside K-Indies Series」。2019年より始動し、約2年で計15組のアーティストの楽曲がリリースされた。前述の通り、シンガーソングライターやバンドのOST参加で言えば、〈Bside〉と日本マネジメント契約を結んでいるThe Black Skirtsをはじめ、Sunwoojunga、CHEEZEやSURL等Bsideピックの新鋭アーティストの音楽が今年話題のドラマに花を添えた。そこで今回はBsideピックのアーティストが手がけたOSTをいくつか紹介する。

         


Netflix等配信で話題、「ユミの細胞たち」「海街チャチャチャ」

The Black Skirts 「Ling Ling」|「ユミの細胞たち」挿入歌

          

爽やかなシンセサウンドやギタートーンの中に切なさを感じさせながらドラマチックに展開していく。ヒロイン・ユミと恋人との別れのシーンで彼らの心境を描きだした。

Sunwoojunga 「Timing」|「ユミの細胞たち」挿入歌

           

ビンテージとモダンが絶妙なバランスで溶け合う独特なサウンド、そして、気持ちがすれ違い始めたユミと恋人の心の葛藤を「また逃したようだ / 私たちのタイミング / 君はどの辺なの? / 先に行かないで」といった、ウィットに富んだ歌詞で表現している。

CHEEZE 「My Romance」|「海街チャチャチャ」挿入歌

               

シンガーソングライターのJadeが作詞曲・編曲を手がけ、CHEEZEがシンガーとして参加。アコースティックの心地良いサウンドで恋に落ちたヒロインの胸の高鳴りを、澄んだ歌声で真っ直ぐに語る。

           

人気俳優が主演、「チョコレート」「サイコだけど大丈夫」

Stella Jang 「Right Time and Right Place」|「チョコレート」挿入歌

                

のびのびと恋の始まりを歌うStella Jangの甘い歌声に癒される一曲。ドラマの音楽監督が彼女に歌ってもらうことを念頭において制作されたとのこと。

Fromm 「When the Moonlight Shines on You」|「7日の王妃」挿入歌

             

哀愁あるFrommの歌声で、別れた恋人の幸せを願い、強がってしまうヒロインの複雑な心境を語る。評論家たちから好評を博した優れた芸術性が話題のドラマの参加によってより広く知られるようになった。

              

ウェブドラマ「Yellow」「ロボットではありません」

wetter 「Don't make me dance」|「Yellow」挿入歌

        

2800万回再生を記録したウェブドラマ「Yellow」。ライブシーンでは特に印象を残した。タイトルと相反する軽快なダンスミュージックや、キャッチーなギターリフと共に「踊らせないで / 恥ずかしいじゃないか」と歌う歌詞で、登場人物たちの若い心情を映し出す。

Minsu,Seo Samuel 「Slowly but Surely (Prod. Ra.D)」|「ロボットではありません」挿入歌

         

Dingo企画のウェブドラマ「ロボットではありません」。〈STRAWBERRY SOUND〉からMinsuとSamuel Seoが参加、作詞と歌を二人で担当し、プロデューサーのRa.Dが音楽制作を担当した。ファンクな楽曲を甘美に歌う。リリースに合わせ、2人のライブクリップが公開された。

           

個性派作品「調査官ク・ギョンイ」

SURL 「Watch Me」

       

ゲームと酒に浸る元警察官が難事件に挑むサスペンスドラマ。毎回予想を裏切る斬新な展開で話題になっている。SURL全員で作詞曲・編曲を手がけ、彼らの音楽スタイルである中毒性のあるメロディー、そして“言葉を聞かせる”手法で、ハードボイルドで疾走感ある作品の雰囲気を演出する。

TRPP 「Liars (I feel alive)」

        

TRPPのアルバム『TRPP』収録曲の「Liars」をドラマのためにリメイク。原曲よりも緊張感を高め、シューゲイザーの暗くスリルのある展開がドラマの世界観にリンクしている。

          


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★Bside K-Indies Seriesをもっと知る!

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  • この記事を書いた人

Izumi

韓国ミュージックライター。他業界とパラレルワークで活動中。ドラマ、音楽をはじめ韓国エンタメ愛好歴は10年以上になるが、ライターとしてはまだ5年目。 韓国留学を機にインディシーンの虜に。 自由な表現でアイデンティティを発信している新進気鋭のアーティストを広めるべく、業界人やアーティスト等にインタビューし記事を掲載するほか、プロモーション記事企画や映像企画を実現。 近年ではアジアのミュージシャンに活動の範囲を広げ、多岐にわたり活動している。

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