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【翻訳記事】Seoul Vibes 輝かしい都市の音楽、ビハインドストーリー

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【翻訳記事】Seoul Vibes 輝かしい都市の音楽、ビハインドストーリー

以前当サイトで紹介した、オンライン音楽ブランド・KozyPop。彼らが選曲するプレイリストは人々のライフスタイルに馴染む心地の良い音楽と、まだ見ぬ新進気鋭のアーティストたちに出会える機会となっている。耳の早い海外のリスナーを中心にさらに注目を集めており、SNSでは様々な言語で紹介されているのを目にする。

そんなKozyPopが新たなサービスとしてウェブマガジンをスタートした。YouTubeやSpotifyのアルバムやプレイリストと共に、より詳しくその魅力を伝える記事もぜひチェックしてほしい。

BUZZY ROOTSでは日本のKozyPopファンに向け、ウェブサイトに掲載されている記事の翻訳版を順次アップロードしていく。

第九弾となる今回は、KozyPopがキュレートし、新進気鋭のアーティストを紹介するアルバム『Seoul Vibes』について紹介する。

原文 [원문]:Seoul Vibes 영롱한 도시의 음악, 비하인드 이야기


ふと、頭を掠める心地良いテンション。冷たくも温かい、心地よくて洗練された都市の音楽は無いだろうか?この質問に“Seoul Vibes”は容易く答えを提示する。これは多くの人々の暮らしが置かれた都市で、ほのかな灯りのように私たちを歓迎してくれる。まるで街の片隅でほんのりと灯りが灯るパブを見つけた感じだ。

先の説明で紹介した“Seoul Vibes”は、私たちが知らない都市の隠れた一角にスポットライトを当てる。‘既に’または ‘知っている’音楽から離れて、所謂自分の心だけに秘めておきたい音楽へと導くガイドなのだ。あなたのチャートには数多くの音楽が存在しているが、そのほとんどは既にあなたが経験してきたものたちだ。

しかし、同じ時間、違う場所では既に数多くの曲たちが誕生している。それらをあなたが知ることが出来る理由はただ一つ。こういった音楽の中からあなたにピッタリの曲を紹介するからだ。最近の世の中には無常にも親切さというものが無くなってしまったが、驚くべきことに、ピッタリの音楽を紹介することは今も行われている。絶えず韓国のサブカルチャーの中を遊泳し、大衆に良い音楽を紹介するために孤軍奮闘しているところだ。

それならば、なぜ“Seoul Vibes”という名前を使うのだろうか?

その理由は作品を細かく見ていくと、少しだが汲み取ることが出来る。クレジットに注目してみると、新進気鋭のアーティストたちの名前を見ることが出来る。これらは確固たるアイデンティティを活かし、そしてトレンドをリードし、リスナーに豊かな音楽経験を贈る。新鮮な音楽を求めて“Seoul Vibes”は忙しく動き回りアーティストたちと交流している。

このような歩みは韓国サブカルチャーのあちこちで広がっており、絶えずペダルを踏み進めている。既にMelonやYouTube、さらにSpotifyまで地道に成果を出している。このように、“Seoul Vibes”という名前は、韓国サブカルチャーの中心としてあちこちに知らせるためと考えられる。韓国の新鋭アーティストと音楽を発掘し、境なく多くに知らせるという趣旨が引き立つ名前だ。音楽の青春を歩むこれとともに都市を包み込む感性をより一層深めてくれる。

こういった目標は思ったより難しいことではないようだ。注目すべきパフォーマンスとして、『Seoul Vibes Pt.15』に収録された「몇번째(song by Chan)」がMelon日別インディーチャート24位 / 週間R&Bチャート29位を記録する成果をみせた。これに留まらず、ヒップホップ/R&B分野のMelon DJたちのプレイリストに毎回セレクトされるなど右肩上がりで注目を受けている。もしかしたら、YouTubeでムードのある音楽を探してみたことがある人なら一度は聴いたことがあるだろう。

一方、“Seoul Vibes”の音楽たちは有名キュレーションブランドである《Colors》プレイリストとSpotifyのK-POP関連の主要公式プレイリストでもセレクトされている。“K-POP Micioso Tunes”、“K-POP Weekend!”、“K-Indie Picks”など K-POP 主要公式プレイリストに上がる様は堂々とその底力を見せている。

さらに、全ての音源サイトで5000万回を超える再生回数を記録し、アジア圏と北米で全世界のリスナーを確保している。

Colors Weekly Releases Playlist内 KozyPop楽曲

                         

白鳥が遊泳するのに数千回の水かきが必要であるように、『Seoul Vibes』の音楽にも数多くの過程が隠れている。多様なプラットフォームを飛び回り良い音楽をアーカイブする工程がまず行われる。アーティストたちに直接メールで交流し、何度かデモ曲を受け取ったり本人のPRなどコミュニケーションを取ったら、特定のテーマを決めて毎回アルバムの各テーマに沿ってピッタリの曲をキュレーションするのが 『Seoul Vibes』だ。

1ヶ月半周期でこの工程が行われ、目まぐるしく一通りこなしても終わりではない。その後もYouTube、Facebook、Instagram、SoundCloud、Spotify、Melon DJなど、自身のチャンネルを通じて人々に届くよう、地道に発信し続けているのが、私たちが見てきた『Seoul Vibes』のアルバムたちだ。

KozyPop YouTube Playlist

                  

2018年6月、『Seoul Vibes Pt.1』を皮切りに、 “Seoul Vibes”はいつの間にか17つ目のアルバムを迎え(2020年5月時点)、100余りを越えるアーティストたちと制作を行った。それでも常に音楽の新鮮さを維持することが出来たのはSoundCloud、YouTube等多様なプラットフォームを行き来するこの努力があったからこそ可能だったことだ。

Seoul Vibes Pt Catalogue

                      

2年近くの時間の中で、およそ1ヶ月半をかけて絶えずアルバムをリリースするのは、短い期間だ。しかしこれらのサウンドには初々しさよりかは熟練した感じが漂っている。短い期間にも多様性とサウンドに集中して配置一つ一つに力を注ぎ、同じ方向に向かう一つのアルバムという大きな絵を描いてきたからだろうか。そのような新たな音楽たちが親しみやすく聴けるのもこの努力のおかげだ。

世の中は音楽だけで変わっていくわけではない。しかし、音楽があってこそ私たちの暮らしはより輝くことが出来る。あたふたと忙しく動いているあなたに、近頃コロナで退屈な日々を繰り返すあなたに、輝きを与えたい音楽がここにある。しばし耳を傾けて、あなただけの曲で一日の終わりを締めくくるのもピンチを乗り越えられる一つの活力になるのではと思う。

           

※KozyPop Magazineエディター、キム・ヒョンホさんが作成した記事です。


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  • この記事を書いた人

Izumi

韓国ミュージックライター。他業界とパラレルワークで活動中。ドラマ、音楽をはじめ韓国エンタメ愛好歴は10年以上になるが、ライターとしてはまだ5年目。 韓国留学を機にインディシーンの虜に。 自由な表現でアイデンティティを発信している新進気鋭のアーティストを広めるべく、業界人やアーティスト等にインタビューし記事を掲載するほか、プロモーション記事企画や映像企画を実現。 近年ではアジアのミュージシャンに活動の範囲を広げ、多岐にわたり活動している。

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