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【Yoon Jiyoung】7インチレコード発売記念インタビュー | INTERVIEW #12

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【Yoon Jiyoung】7インチレコード発売記念インタビュー | INTERVIEW #12

新進気鋭の韓国ミュージックを国内に紹介するレーベル〈Bside〉。韓国音楽シーンを盛り上げているアーティストの既発曲からセレクトし、バイナルカットするプロジェクト「Bside K-Indies Series」の第3弾が11月3日 "レコードの日" にリリースされた。今回リリースされるアーティストは、女性シンガーソングライターのSummer Soul、Luli Lee、Yoon Jiyoung。

BUZZY ROOTSでは、3アーティストへのインタビューを順次公開。


  

第3弾として公開するアーティストはYoon Jiyoung(ユン・ジヨン)。

行ったことのない青春に対するノスタルジア、誰もが心の奥に忍ばせている危なっかしくて美しい時代を思い出させる女性シンガーソングライター。

神秘的で純粋な瞳のイメージからは想像つかないような落ち着いて成熟したボーカルが印象的。静かに話しかけるような独特な歌い方、リアリティのある歌詞で多くのリスナーの感性を刺激し「私だけのひとりじめアーティスト」として位置づけられている、韓国インディーシーンの有望株だ。

今回はそんな彼女にメールインタビューを敢行。現在の音楽活動のルーツや交友関係、そして今回バイナルカットされる「wwwe(우우우린)」「eternal(문득)」の制作経緯について訊いた。

 

自分自身を振り返ることが一番のインスピレーション

ーまず、自己紹介をお願いします。

こんにちは。韓国のシンガーソングライター、ユン・ジヨンです。まだ、私がどんな音楽をしているのかを表現するちょうど良い言葉を見つけるのが難しいのですが、毎回表現したいことを正直に表現しようと努力しています。

ー今年はコロナショックで不自由な日々が続いたと思いますが、どのように過ごしていましたか。

コロナのせいで多くのことが変わりました。よく料理をして食べたり、一人でオートバイに乗ってドライブしたりしながら時間を過ごしています。

ーユン・ジヨンさんといえば、どこかノスタルジアを感じる素朴な曲調が魅力的ですが、これまでどんなアーティストに影響を受けてきたと考えますか。

最初に音楽を始めた時、韓国のThe Black Skirts(コムジョンチマ)というアーティストが好きでした。曲作りにおいては、完全なる自分の音楽を作ることが重要なので、似たような音楽を作りたいという気持ちはないのですが、どうしようもなく影響を受けてしまった気がします。The Black Skirtsの第1集の中の「Antifreeze」という曲が一番好きです。

ーThe Black Skirtsは、前回の「Bside K-Indie Series Vol.2」で、同様に日本で7インチレコードを発売しています。ジヨンさんの楽曲と合わせて聴くことで新たな発見がありそうですね。普段曲作りをする時は、何からインスピレーションを受けることが多いですか。

日常的なもの、かつ私が直接影響を受けたものに執着しています。 “自分自身を振り返ってみること” が一番大きなインスピレーションになっていると思います。

ーなるほど。ライブ映像を見ていて “私がそばにいるよ” と隣で囁くように歌う姿が心に響いたのですが、きっとジヨンさんが表現するふとした “日常” や “リアリティ” に共感できたのかもしれません。

そんな風にロマンチックに見えているのが不思議です。歌う時は、その曲を書いていた時に戻ってのめり込もうとします。たまに涙を我慢できず、困るときもあります。

ーこれまで、Minsu、Car, the gardenなど、様々なアーティストとコラボされてきたと思いますが、特に親交の深いアーティストはいますか。

Minsuは私の親友です。彼女は即興性、推進力があるタイプで、対する私はいつもエピソードを作りたいタイプなので、二人一緒にいればたくさんのものが生まれます。Minsuがポツリと投げた言葉を全て受け止めるんです。それが一番よくわかるのは、旅行に行く時で、毎回突然思いつきで行きます。ショッピングしていたところに、すぐ1時間後の飛行機を予約したり、電話が来ては30分後に来てくれないかと言われ、空港に行ったりしました。

ーお二人は本当に仲が良いんですね...!今の所属レーベル、Magic Strawberry Soundとはどのように繋がったのでしょうか。

最初に出した「Dream(꿈)」という曲を、当時室長がYouTubeで見ながら気に入ってくださったそうです。そんな中、一緒にライブの準備していたMinsuがインスタにあげた映像の反響が大きく、私たちのライブにレーベルの方々が来てくださいました。Minsuが最初に契約し、レーベルで私の「eternal(문득)」と言う曲の発売を手伝ってくれて、それから自然と契約に至りました。

ーファッションやMVのユニークな世界観を見ていて、音楽に限らず多方面でジヨンさんの感性の豊かさを感じます。唐突ですが、もし歌手じゃなかったら今頃何をしていると思いますか。

たまにそう考えたりしていますよ。音楽をしていなかったら何をしているか。別の仕事を選ばなければならないなら、庭園師かフォトグラファーになりたいですね。

7インチレコード発売について

ー「wwwe」「eternal」の2曲がレコードになり、しかも日本で発売となった率直な感想をお聞かせください。

いつも外国のリスナーのみなさんとの距離を縮めたいと思っていながら、方法がわからず苦しんでいたんです。日本でレコードを発売する機会ができてとても嬉しいです。

ー普段はストリーミングで音楽を聴くことが多いと思いますが、アナログ媒体に対する思い入れなどはありますか。

ストリーミングサービスは便利な反面、音楽が消費されているような気もします。私もストリーミングサービスを利用していますが、音楽を物理的に所有する満足感であったり、アルバム制作者の意図や価値を感じることのできるCDが好きです。

ーA面収録曲 “wwwe” の魅力を教えてください。

この曲は、私自身の非常に印象深い記憶について書いた曲です。以前、運命のような人と会ったことがありました。その友達とお酒を飲んでどこかわからない道を歩いていると、突然トンネルを抜けて漢江が現れたのですが、本当にうっとりしてしまって。その日の天気、香り、気分、視界に広がる風景をこの曲を聴くだけで感じられるようにしたかったんです。そんな背景もあり、特にこの曲を作業する時は抽象的な説明をたくさんしました。

ーB面収録曲 “eternal”の魅力を教えてください。

この曲は、歌うと胸がすっきりします。突然、リサイクルごみを捨てながら、大切にしていたものまで捨ててしまう自分を見て、変な矛盾を感じました。そうやって永遠にこだわるのに、私ですら永遠の心を持ったことがない気がしたんです。そんな悩みに対する答えが曲を完成させていく間に少しは見えてきたので、胸がすっきりする曲だと感じるのでしょう。

ーこれまで、プライベートで日本に来ることはありましたか。

好きです、日本旅行。福岡の旅行中、強く記憶に残ることが起こりました。自転車を借りて街の散策をしている途中にヘビを踏んでしまい、あまりにも怖くて気持ち悪く泣いてしまって。よりによって友達が映像を撮っていた時だったので、その時のことが全て映像として残ってしまったんです。振り返って見ると面白いですよ。インスタにあるので、ぜひ見てみてくださいね。

ー今回のレコードを手にした日本の方に向けて、伝えたいことはありますか?メッセージをお願いします。

自身初の公式国外発売のため、とてもときめき幸せです。さらに距離が縮まって、いつかは日本で公演する日が来ることを願っています。

 

 

BUZZYROOTSでは、Bside K-indie Seriesの情報をどんどんアップしていきますので、ぜひチェックしてください!

協力・監修:Bside Label

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Akari

1994年生まれの自称、韓国インディーズPR大使。韓国のミュージシャンや業界人を中心にインタビュー記事を執筆。「韓国の音楽をジャンルレスに紹介する」をモットーに、韓国インディーズ音楽特化型メディア「BUZZYROOTS」の運営やDJイベントへの出演、アーティストのアテンドなど、多岐に渡り活動中。好きなバンドはSURL。

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